丸太の表面を火で炙ることで、木目が一層際立ちます。
自然素材ならではの模様や質感を活かした、耐候性やメンテナンス性に優れた建材です。
炙り丸太とは
炙り丸太とは、丸太の表面を火で炙り、木目が際立たせた耐久性に優れた建材のことです。
磨き丸太の表面を職人がバーナーで炙り、1本1本加工していきます。
表面に形成される炭化層は、日射による褪色や雨風による風化から木を守り、長期にわたって丸太を美しい状態に保ちます。耐候性やメンテナンス性に優れた建材です。
自然素材ならではの模様や質感を活かしたデザイン住宅にもご活用ください。

炙り丸太製作のプロセス
炙り丸太の製作は、職人が手作業で行っています。
まず、磨き丸太の表面をバーナーで丹念に炙ります。炙り具合を加減しながら1本1本加工していきます。
次に、表面に形成された炭化層を丁寧にブラッシングします。余分な炭を落とすことで、綺麗な木目が現れます。
さらに、槍鉋(やりがんな)を用いて焦げ目を削り、木が美しく見えるように調整を重ねます。
最後に、水洗いして炭を洗い流し、クリア塗装を施します。
必要に応じて継手・仕口の加工を行い、現場へ出荷します。


① 磨き丸太の表面をバーナーで炙ります

② 炭化層をブラッシングします

③ 槍鉋(やりがんな)で焦げ目を削って調整します

④ 水洗いして炭を洗い流しクリア塗装を施します

⑤ 必要に応じて継手・仕口の加工も可能です
炙り丸太は、これらの工程を経て、自然の美しさと耐久性を兼ね備えた建材となります。
クリア塗装後の完成品では手に炭が付くことはありませんので、お客様に安心してご使用いただけます。